Kuuma54のブログ

残り時間との闘い

ディケンズの良さ

今光文社古典新訳のオリバーツイストを一巻本だから約800頁の4分の3ほど読み終え、中々面白いお話(小説というより物語か?)だと思いつつある。ねごろがると手に取って又読み進める力がコレにはあり、ディケンズさんやりはると思う。下らん小説や評論などこの後無用。渡辺京二の本に私の一冊というのがあってディケンズの「大いなる遺産」をあげている。世間ではディケンズは雑駁低俗とか評価が出回るがとした上、「自分というものが何ほどのものでなく、逆に世間は奥が深いということがわからないうちは、ディケンズのよさもおもしろさも心に訴えてこない」と書かれてる。まさにその通り。死にそこないにならないと分からんだろ。