Kuuma54のブログ

残り時間との闘い

堀江清彌先生おんこと2

堀江清彌さんの「勲章」とばしとばし読み切る。子どもを戦争や災害で失う気持ちというのはこういう者やんだろ。文章はごてごてしてて決して読みやすくはない。しかし心の中で浮かんだそれまでの心情は全てぶつけ書き尽くしている。共感と言う為には息子修一像がもっとあった方が良いんだろが、でもソレを読者に分からせることはやはり家事の露瀛に当たる、ヒッシト自分の心の中で不可侵的に抱いているからこそこの作品は生きてくるとも言える。心中の骨箱なんだな。不思議な縁であるのか、まずこの人が英文学者で受験英単語集を遠い過去に出してることに始まる。ソレを兄が使い、そんな古いものを持っていたことに端を発する。