Kuuma54のブログ

残り時間との闘い

ものが生きるとはどういうことか

ある食べものを食べる。なんか乳酸でも大豆でも良い。身体にいいもとと言われてる、ガイドブックで三ツ星でも良い。美味しかったり栄養がよかったりするものを何かにつかれ何か信じて食べる。で、それがおいしいものなのかきれいなものか身体にいいかは実は分からない。分かろうとして分からない。ソレは錯覚というものではない。人の見聞き体に触れてくるものは実はそれは触れる事などできないのだ。触れたくても理解し得ぬものが物と人との間には常にある。それは物事と人間との間でも、人間と人間との間でも同じ、人間と歴史との間でも全く同じなのだ。触りあけぬものをどう導いて行くのか、それが愉しみの実体なのだと思う。それがふとして分かってのかなと思い、そうした路を歩いているのかな、というのがそれが真実であろうとかろうと馥郁たる喜びなのであってそこを尋ねるのがその人の生き方なのだ。